羽後町立図書館ブログ

秋田県・羽後町にある町立図書館の活動を紹介します。

バードウィークにお薦め

◆基本情報・利用案内◆蔵書検索・ネット予約等は「リンク」からアクセスできます。

 

 

 お天気のいい日の鳥のさえずりは気持ちのいいものです。

 今日、5月10日から16日まで「愛鳥週間」(バードウィーク)です。

 

 現在は取り組んでいるところは少ないようですが、以前はこの時期になると、小中学校で「ポスター」の授業があり、「愛鳥週間」をテーマに一斉に描かされたことを覚えているのではないでしょうか。

 

 さて、鳥をテーマに蔵書を紹介してみます。

 

 まずはこの絵本から…

 

「鳥の巣ものがたり」

 鈴木 まもる∥文 絵   偕成社2007/10

 とりは たまごを うむために すを つくります。たまごが ほかの どうぶつに おそわれないように、さまざまな くふうをしています。すを つくる ばしょも、木の うえや、やぶの なかの めだたないところです。つりさげる すを つくる とりも います。すの かたちは、たまごを まもる やさしい かたちです。

 

 

 物語にもよく取り上げられます。比較的新しいものとしてこの一冊はいかがですか。

 

「こすずめとゆき」

 深山 さくら∥文 黒井 健∥絵  佼成出版社2018/10

 さむいさむいふゆのよる。きのうろのなかで、かあさんすずめのはねにくるまれてねむっていた、すずめのぼうやが、ふとめをさましました。「あれ、なんだろう?」ぼうやがみたのは、そらからふわふわまいおちてくる、しろいものでした。ぼうやがはじめてめにする、それは…。

 

 もちろん、絵本や児童用だけでなく、大人向けに「鳥」を考える本も揃っています。

 多いのは「カラス」を題材にしたものですが、この本はわかりやすいです。

 

「カラスの教科書」

 松原/始∥著   雷鳥社2013/01

 カラスはお嫌いですか? 大丈夫、しばらく見ていれば好きにはならずとも、ちょっと興味が湧いて来ます-。カラスの基礎知識、餌と博物学、Q&A、カラス度診断など、くちばしの先から脚の先までカラスのことがわかる本。

 

 鳥といえば、町関係では見過ごせない一冊があります。

 ご存知の方もそうでない方も、ぜひ一度手に取って、町の歴史を考えていただく参考にしてほしいものです。

 

鷹匠ものがたり」

  土田 章彦・野沢 博美∥著   無明舎2006/01

 秋田県羽後町の出羽丘陵で、鷹匠として生きた土田林之助と武田宇市郎。
 その生涯を軸に、鷹匠の暮らしと狩りを写真と文章で克明に記録した写文集。

 

 物語であっても、記録や研究であっても、いずれ人間の眼からみた鳥の姿です。

 直接触れ合うことが難しい鳥もいるわけですが、文字で慣れ親しんでおくことも、一つの「愛鳥」ではないかと…。

 

 ご利用、お待ちしています。