羽後町立図書館ブログ

秋田県・羽後町にある町立図書館の活動を紹介します。

洞察力、静かに養おう

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 11月も残り2日。

 エントランスに掲げた「ココロ&チカラ」の紹介コーナーをアップします。

 

 今月掲げたのは、ハードルが高いのかもしれませんが、誰しも身につけたい力の一つではないでしょうか。

 

 情報化、スピード化が進み、ともすれば多量、迅速だけに価値が置かれることも多い昨今です。

 肝心なことをとらえないまま進んでいく現状に対して、日常生活から地球規模のことまで、不安だけが増すと感じておられる方も少なくないでしょう。

 

 さて、お薦めの三冊。まず一冊目は…

 

浅田次郎∥著   幻冬舎 2015/01

 衆より個の利益を、未来より現在を大切にする今の日本。150年で起きたこの国の「変容」を、知の巨人が深い洞察力と明快な論理で解き明かす。驚きと発見に満ちた、白眉の日本人論。

 

 人気作家が各地の講演などで語ったことをまとめた書籍です。学ぶことが多い一冊でした。

 

 

 次は、深く現実を見つめる映画界の巨匠たちが語り合いました。

是枝 裕和∥著 ケン ローチ∥著  NHK出版 2020/12

 コロナ禍で拍車がかかる分断と格差をいかに乗り越えるか。貧困や差別に苦しむ家族や人々を撮り続けてきた日英映画界の巨匠ふたりが、深い洞察と想像力で読み解く。NHK番組に追加取材、加筆して新書化。

 

 

 最後は、肩の凝らない一冊として、この絵本を…。

 

ヨシタケ シンスケ∥著  白泉社 2018/11

 みらいのせかいは、たいへんなことばっかりっていうおにいちゃん。それって、ほんとう?おばあちゃんにきいたら、「だーいじょうぶよ!たのしいことやおもしろいことも、たーくさんあるんだから!」だって!たいへんなみらいしかないわけないでしょう?みらいはたーくさんあるでしょう?

 

 先行き不透明な毎日の生活に不安を持つ大人が増え、それは「こども」にも伝染していっているようです。でも、我々のそうした見方は本当に「本質」をとらえ、「将来」を見通しているのでしょうか。

 視野が狭くなりがちな我々に、ちょっと灯りをともしてくれるようなストーリーです。

 お子さんといっしょに読むことを薦めたい一冊です。