羽後町立図書館ブログ

秋田県・羽後町にある町立図書館の活動を紹介します。

今こそ「熟考力」を…

◆基本情報・利用案内◆蔵書検索・ネット予約等は「リンク」からアクセスできます。

 

 9月も残りわずかとなりました。

 今月は、昨日行われた「国葬」について、ずいぶんと報道が騒がしかった印象があります。ただ、自分も含めて日本人はあまり時間の経たないうちに、今のような状況を忘れてしまいがちな傾向にあるのでは…

 

 というようなことを思いつつ、エントランスで掲げた「ココロ&チカラ」を改めて紹介します。

 

 9月は…これでした。

 ふだんはあまり使わない語かもしれませんが、大切なことには違いありません。

 

 実行、実践ばかりが先に立ち、「考える」ことが軽視されがちな世の中になっているような気もします。

 そこで、この読書の秋、「考える」ためのヒントになりそうな書籍を3冊紹介しました。

 

◆『考え続ける力』(石川善樹)

ちくま新書 1491   筑摩書房  2020/05

  「考える」ことそのものを追求していく。創造性のスタイルを明らかにし、安宅和人、濱口秀司、大嶋光昭、小泉英明、篠田真貴子との対談を通して、「考え続ける賢人」たちの頭の中を見せてもらう。「思考シリーズ」新書第2弾。

 

 

◆『世界が動いた「決断」の物語』(スティーブン・ジョンソン)

新・人類進化史図書  朝日新聞出版 2019/03

  ダーウィンは、なぜ非科学的な医療を信じたのか? 「財産」より「愛」を選ぶ理由とは? 熟考を重ねた英断から、世紀の大失敗まで、「英断」のメカニズムを、認知科学社会心理学、軍事戦略、環境計画、文学からひも解く。

 

 

◆『思考力の磨き方』 ( 日下公人)

PHP研究所  2012/04

 なぜみんな、新聞と同じ意見なのか。それは「思考法」を知らないからだ、と著者は記す。「データや証拠がすべて」と信じている学者や、物事を「絞り込む」タイプの人は、過去の分析はできても、将来起きることや未体験の事態に対応できない。東日本大震災に対する東京電力や政府の有様は、まさにそれであった。反対に「拡散思考」で物事を考えることにより、私たちはもっと広い可能性、斬新な選択肢を得ることができる。

 

 

 事実を見て考える。

 自分の知識をもとに考える。

 他者と話し合って考える。

 そして、情報を収集し、判断しつつ考える…

 そのための有効な手段として読書をとらえていただければありがたいです。