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誰もがその名前は知っているだろう「アンネの日記」が、書き始められた日として
6月12日が「日記の日」と定められたとのことです。
いつも三日坊主に終わってしまう方も、ずっと長い間続けておらわれる方も、今日を何か一つの区切りとすることは出来るかもしれません。
さて、いわゆる「日記文学」というと、古典が多いわけですが、最近の作家の方でも書いておられます。
「田辺聖子 十八歳の日の記録」
田辺 聖子∥著 文藝春秋 2021/12
大空襲、敗戦、父の死、作家への夢…。2021年に発見された、作家・田辺聖子が1945~47年の青春期を綴った日記。田辺文学の源泉にして、一級の時代の証言。『文藝春秋』掲載に雑誌未収録の日記、小説等を加え書籍化。
この人気作家も、エッセイ集という形で発刊しています。
「平成お徒歩日記」
宮部 みゆき∥著 新潮社 2008/05
あるときは赤穂浪士のたどった道、またあるときは箱根越え。暑さにも寒さにも締め切りにも負けず、ミヤベミユキはひたすら歩く――。奇人変人ご一行が繰り広げる珍道中を読み解けば、あなたもお江戸の旅の仲間入り。面白くてためになる、時代小説ファンも必読! ミヤベミユキ、二十年の作家生活で、現在唯一のエッセイ集。
少し視点を変えて、これらの図書はいかがでしょうか。
四冊ともに揃っています。
テーマは「日記にみる日本人」です。
1980年代の出版ですが、日本人論を展開した稀有なこの作家の考えに浸ることも面白いのではないでしょうか。
て、肝心の「アンネの日記」はというと、主として児童生徒向きになってしまいますが、以前からのものも含め5冊ほどありました。
「アンネの日記」
アンネ フランク∥著 深町 真理子∥訳 文芸春秋 2003/04
昔読んだ方も、そうでない方も、この名作を味わってみませんか。