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4月12日は「パンの記念日」。
昔とは比べられないほど、食生活に浸透しているパン。皆さんはどんなパンがお好きですか。
ただ、小麦粉も高くなりそうで、パンも値上がりするのかなあと心配も出てきました。
もちろん、その替わりにはなりませんが、「本でパンを味わう」というのはどうでしょう。たまにはいかがですか。
さて、パンの絵本というと『パンどろぼう』のシリーズが有名です。
しかし今日は、絵本コーナーではない「一般芸術」という書架に置かれている絵本、家族揃って楽しめる一冊をまず紹介しましょう。
「おじいちゃんとパン」
たな∥絵・文 パイインターナショナル 2017/06
こんな紹介がついています。
ジャム、あんこ、マシュマロ、砂糖…。おじいちゃんは食パンに甘いものを塗って食べています。その甘いパンを楽しみにしているのが、まごの「ちびすけ」。ちびすけの成長を、食パンレシピと共につづります。
どうですか。おいしい…楽しそうでしょう。おじいちゃんつながりで、次の一冊はこれです。
「98歳、石窯じーじのいのちのパン」
竹下 晃朗∥著 筑摩書房 2019/10
国産の玄麦を用いて自作の石窯で香り高いパンを焼き上げるには? 98歳の現在もパンを究める京都の石窯研究家が、波乱の人生とパン作りの知識や工夫について語る。
では、実際にパン作りにチャレンジしたくなった方のために…料理本、レシピ本は数多く揃えています。
その中から…こんな本は、いかがですか。
「こねない おうちパン」
浜内 千波∥著 辰巳出版 2021/04
とびっきり少ない「手順」「時間」「道具」でできる! 初心者でもパン作りの名人になれる、材料を混ぜるだけで失敗なく焼き上がるおうちパンを紹介。ソフト系パン22品、ハード系パン26品を収録する。
最後に読み物を紹介しましょう。
パン屋が登場する小説などはきっと多いことと思います。
「食堂かたつむり」なども思い浮かびますが、有名なのは次のシリーズでしょうか。
大沼紀子∥著 ポプラ社 2014/04
都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。夜な夜な集まる変わったお客様たちが巻き起こす、切なくも心あたたまる事件とは?
読者層は10代が中心でしょうか。でも広く楽しめる物語だと思います。たしか、ドラマ化もされていました。
上の(1)巻から(4巻まで揃っています。
読めば、パンが食べたくなるでしょうか。
パンを片手に読書(笑)もできますね。