◆閉館が延長され、3月21日(月)までとなりました。
新型コロナウィルス感染拡大による町施設利用制限措置にそったものです。ご了解お願いします。
※図書返却は玄関の専用ボックスにてお願いします。
※予約済みの図書貸し出しは、開館後になります。
◆基本情報・利用案内◆蔵書検索・ネット予約等は「リンク」からアクセスできます。
今年もこの日がやってきました。
同じ東北に生きる者としては、何年経とうが忘れてはならない一日です。
昨年同時期、2回にわたって蔵書紹介をしていました。
今年は、比較的、最近出版された図書の中から数冊紹介します。
「止まった刻(とき) 検証・大川小事故」
TVなどで非常によく取り上げられることです。それだけ関心が高く、他地域でも看過できない問題を含むということです。
地元新聞社が根強く追いかけたドキュメントです。
「廃炉」
稲泉 連∥著 新潮社 2021/02
この「国家的」な作業を営む方々への敬意が感じられる一冊です。
東日本大震災から10年。福島第一原発では40年かかる廃炉作業が今日も続く。数多の困難を乗り越える技術者、福島からの異動を拒む官僚、東電を選んだ新入社員…。「未曾有の現場」を支える人々の熱き想いを紡ぐ。
次は児童用図書としてあるものですが、ぜひ家族で読みあっていただければと思います。
「フクシマ 2011年3月11日から変わったくらし」
内堀 タケシ∥写真 文 国土社 2021/02
動画の迫力、臨場感はたしかにありますが、一枚の写真が紡ぎだす想いを味わう感覚は、また特別なものです。
10年が経過したからこそ、結実した作品もあります。
「未来へつなぐ千年桜」
大沼 英樹∥著 玄光社2021/02
被災地に咲き、人々を励ました桜。人の命を守るために伐られた桜。津波を忘れまいと植えられた桜…。仙台在住の写真家が10年にわたり取材した、東日本大震災により変遷する風景と困難を生き抜いた人々の記憶をまとめる。
関心を持たれた方には、今すぐ借りていただけないのが残念ですが、ぜひ心に留めておいていただければと思います。