◆基本情報・利用案内◆蔵書検索・ネット予約等は「リンク」からアクセスできます
今日1月17日は、言うまでもなく阪神淡路大震災が起こった日です。
距離的に遠く、メディアによる情報も今ほどでなかったので、ここに住んでいた者としては当時の印象があまり強くなかったというのが、申し訳ないですが正直なところです。
しかし、改めて震災対策について考えるとき、やはりこの大きな災害がもたらした教訓は大きいと考えています。
阪神淡路大震災に遭われた方々のアンケートなどをもとに、作成された本があります。
「親子のための 地震イツモノート」
地震イツモプロジェクト∥編 寄藤 文平∥絵 ポプラ社2011/08
カバー裏に書かれている
「地震が起こる可能性はモシモではなくイツモ」
「イツモしていることが、モシモのときに役立つ」
というコンセプトのもとに書かれた、素晴らしい内容だと思いました。
ぜひご家族で読んでいただきたい一冊です。
事実をもとにしたお話として、有名な絵本・児童書があります。
「あの日をわすれない はるかのひまわり」
指田 和子∥作 鈴木 びんこ∥絵 PHP研究所2005/01
「いのちのひまわり」
綾野 まさる∥作 松本 恭子∥画 ハート出版2005/05
ここで描かれた活動は、11年前の東日本大震災後の被災地にも波及していたことが報道されていたようです。
防災・減災はもはや日常から意識するべきことです。
こうした機会に、幅広い視野から学んでみることも必要のように思います。
二つの大震災を通しての知見を書いた新書があります。
「復興<災害>」
塩崎/賢明∥著 岩波書店2014/12
阪神・淡路大震災から20年。その痛恨の教訓は生かされず、今また「復興」の名のもとにもたらされる災害が東北を覆っている。次の復興災害をどう防ぐのか、多くの災害現場を見てきた著者が提言。(紹介文)
機会をみて、手に取っていただければと思います。