羽後町立図書館ブログ

秋田県・羽後町にある町立図書館の活動を紹介します。

ワタシの推し本 その8

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 ワタシの推し本シリーズ⑧

 

 晴れの日、雨の日を繰り返しつつ、一層春めていてきました。

 今回は、委員の柿崎さんからのお薦め本です。

 若い方でも関心の高い人はいるようですが、年齢が増すほどこうした季節感の要素がある本に興味が強くなるのではないでしょうか。

 

『にっぽんの七十二候』知れば知るほど暮らしが豊かになる  

 

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「にっぽんの七十二候」 枻(えい)出版社 

 

 ここ十年ほど前から月日の経つのが早く感じられます。還暦を過ぎるころから特に顕著になりました。桜、新緑、紅葉など季節の風景にも心が動きます。そんな時に、この本を目にしました。日頃よりカレンダーや暦をよく見ているので、自然に手に取りました。

 

 この本は、立春夏至秋分大寒などの二十四節気(にじゅうしせっき)とその節気を五日ごとに分けた七十二候(しちじゅうにこう)について書かれたものです。

 農作業や行事の指標になった二十四節気、日本独自に発達した暦であり、いわゆる五日ごとの気候の告知板?的な七十二候。聞いたことはありましたが、詳しく読んでみると、とても興味深いものがありました。

 

 更に本書は、ほとんどカラーページで節気ごとに旬の食材や植物、生き物などの写真や季節のレシピなどが載っていて、とてもきれいで疲れない本です。

 

 因みにいくつか七十二候を紹介します。

 立春からの五日間は、東風解氷(はるかぜ こおりをとく)、夏至より十日目の五日間は半夏生(はんげ しょうず)、大寒からの五日間は款冬華(ふきのはな さく)などです。本を閉じれば忘れる感じで、気楽に季節を味わっています。この文章を書いている今日は、熊蟄穴(くま あなにこもる)です。

 興味のある方は、是非手に取ってみてください。

 

 

 

 ★★★図書館より★★★

 

 二十四節気や歳時記などは結構多くの蔵書があります。

 ここは、視点を変えてフィクションを紹介しましょう。

  「暦」つながりで想像すると、そうです。あの有名な小説がありますね。

 

  『天地明察(冲方 丁)

 

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天地明察」 角川書店

 

 

 江戸時代前期に、初の和暦を作ったといわれる渋川春海をモデルとしたこの小説は2009年刊ですが、吉川英治新人文学賞など数々の賞を得た作品です。

  映画化もされ、評判になりました。本屋大賞にも輝いたとても読みやすい話です。

 

 まだの方は、ぜひ一度手に取ってみてください。