羽後町立図書館ブログ

秋田県・羽後町にある町立図書館の活動を紹介します。

わが家のおすすめブック~その1

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   「わたしのおすすめブック」に続いて、「わが家のおすすめブック」優秀作品の紹介をいたします。

 これは小学生とその家族の方が一冊の本を選び、紹介するものです。「家読(うちどく)運動」の一環として始められましたが、「親子読書」はずいぶんと歴史が古いはずです。親子だけでなく、家族で本を読みあうことのできる時間は、本当に豊かだと思います。

 本を仲立ちとして、寄り添っている姿が浮かんできてとてもほほえましく感じました。文章を読むほうも何か幸せな気持ちになるように思います。

 

 今日は小学校下学年(1~3年)で応募してくれた作品を紹介します。

 

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「家読」小学校1年の部 ~しゅんさん&久仁子さんの紹介文です~

 『むしたちのうんどうかい』(得田之久  童心社

 

 ほくは、むしがすきなので、この本をえらびました。

 むしたちが、はしりっこやとびっこきょうそうをしてもりあがりました。

 スタートのあいずが、ミイデラゴムシのおならだったところがおもしろかったです。いちねんせいのうんどうかいができなかったけど、ぼくも、はしったきもちになりました。(しゅんさん) 

 

 むしたちのうんどうかいは、ちょっぴりかわっています。たまいれのたまが、ダンゴムシだったり、つなひきのつなをかみちぎってしまったり…。むしたち、それぞれのとくちょうをいかしたしゅもくにでて、はくねつしたうんどうかいになっています。むしのしゅるいもたくさんおぼえることができる1さつです。(久仁子さん)

 

 

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「家読」小学校2年の部 ~はるさん&聡子さんの紹介文です~

 『ミライのミイラ』(くすのきしげのり  瑞雲舎

 

 なぜこの本をえらんだかというと、この本にはたくさんのダジャレがついていて、おもしろいからです。とくにわたしがすきなダジャレは「ダイヤはイヤダ」と「オヤジのオジヤ」です。

 心にのこったのは、ミライのミイラがタイムマシンで時間をぎゃくもどりにさせて、もとのじだいにかえっていったところです。そして、かぞくと会えたミイラは、しあわせそうで、なみだがホロリときました。(はるさん)

 

 何でもできる何でも叶えられるミライのミイラ。そのミイラがたった一つ手に入れることができなかった家族と過ごす楽しい時間。それをとり戻すために、昔の世界へ逆戻りして、過去の歴史さえ変えてしまう。

 そんな壮大なストーリーの中にたくさんのダジャレが散りばめられているこの物語。

 親子で笑いながらもホッコリできる、そんなおすすめの一冊です。(聡子さん)

 

 

 

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「家読」小学校3年の部 ~ごうさん&奈緒子さんの紹介文です~

 『シールの星』(岡田淳  偕成社

 

 テストでチームのだれかがO点をとったら、シールがみんなもせえないルールだったけど、みんなのためにがんばったから、友だちからシールがもらえたというお話です。

 シールをいっぱいもらえたまあこに、3こしかもらっていない一平が「いい気になるなよ」とひどいことをいってしまった所が、ぼくが言われたらかなしいし、つらい気持ちになると思います。シール0このしんちゃんに、勉強を教えてあげてシールを一つとらせたいと、まあこと一平ががんばったところがうれしかったです。(ごうさん)

 

 勉強をがんばっても、ごほうびシールをもらえない子もいます。そんな中、チームにシールをあげるルールにかわりました。一つももらえないしんちゃんに、なんとか一つとらせたいと、友だち二人が勉強を教えたり、いけないことだけど先生の机のシールをこっそりもち出したり…。

 いろいろ考えて友だちのために行動する気持ちに感動しました。豪にも、友だちがこうすれば喜んでくれる、元気になってくれる、そんなことを考えて行動できる人になってほしいです。(奈緒子さん)

 

  

 

 次は上学年を紹介します。