羽後町立図書館ブログ

秋田県・羽後町にある町立図書館の活動を紹介します。

音楽…知る、楽しむ、考える…

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 今日、3月19日は「ミュージックの日」です。

 日付が「ミュー(3)ジック(19)」と読む語呂合わせから。音楽のすばらしさや楽しさを発信し、より多くの人たちに音楽家が奏でる音の感動を知ってもらうことを、おもな目的に制定されています。

 

 昨年、本館にある「音楽関係」の書棚を紹介しました。

ugotosyokan.hatenablog.com

 

 今年は、まずこの一冊を取り上げてみます。

{小澤征爾さんと、音楽について 話をする」
小澤征爾村上春樹 (新潮社)

 小説家はマエストロを聴き尽くす。東京で、世界の様々な場所で、時間を忘れ自由に語り合った一年に及ぶ日々。不世出の指揮者、その煌めく魂に触れる迫真のロング・インタビュー。

 

 ミュージックより「歌」といった方がいいのでしょうが、こんな一冊もあります。

「こころの名歌集」  西東社出版部∥編   西東社2010/09

 あの懐かしい日々が甦る思い出の歌の数々ー童謡・唱歌、歌謡曲、フォーク・ニューミュージック、外国の童謡・民謡、外国のヒット曲の歌詞と楽譜付きで多数紹介しました。

 

 さて、本館では残念ながら音楽CDなどの資料が揃えられていません。

 しかし、書籍資料に付いてあるCDで、音楽を聴く、親しむ、学べるものもいくつかあります。

 主として初心者用、児童用ですが、楽しめるものはありますよ。

 

 「国際理解に役立つ 世界の民族音楽

 (全6巻)編・著/こどもくらぶ
 一冊ごとに、世界各地の民族音楽を収録したCDがついているので、耳で聴く体験的な学習ができます。 歌や演奏、さまざまな民族音楽の音色が楽しめます。

 

「はじめての楽器」
  池辺晋一郎(作曲家) 監修

 簡単な楽器の演奏法のほかに、楽器のしくみ、歴史、その楽器の代表曲などを紹介。実際の楽器の音や曲をCDに収録。本のタイトルの楽器だけでなく、そのなかまの楽器も紹介し、広く楽器の世界を楽しめます。

 

 音楽との付き合い方という点では、読む内容によってでしょうが、音楽を聴きながら読書する方も多いでしょう。

 春の一日、そんな時間もあっていいかもしれません。

「生きる」読書③生きがい

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 皆様の年度の締めに、また新たな道への準備のために、「読書」をお役立てください。

 年度末企画「生きる」読書~「生きる」を存分に考える

 ◆ 生命を維持する

 ◆ある精神的態度をもって人生に対処する

 ◆活動の舞台を大事にし、価値を高めていく

 

 この企画三つ目の観点「生きがい」を取り上げます。

 プロローグと①②で取り上げたことも、十分「生きがい」に通ずるわけですので、合わせて読んでみる、比べて読んでみることで、さらに読書の醍醐味を感じることができるかもしれません。

 

「HAPPYおばさんのしあわせな暮らし方」
田村 セツコ∥著   興陽館2019/11

 HAPPYおばさんは、工夫してちょっとしたことも贅沢に変えていくことが好きみたい。そんなHAPPYおばさんの「しあわせに暮らす」「生活をたのしむ」方法を紹介します。サンリオ『いちご新聞』連載を単行本化。

 

「本業はオタクです。 シュミも楽しむあの人の仕事術」
劇団雌猫∥著 中央公論新社2019/07

 お仕事と推し事を両立できますか? 銀行員から芸能マネージャーまで、オタク女子たちに「仕事」についてインタビュー。キャリアカウンセラーのお悩み相談も収録。

 

 少しスピリチュアルな一冊を取り上げてみます。

 

「生きがいの創造」“生まれ変わりの科学”が人生を変える  
飯田 史彦∥著 PHP研究所1996/07

 「生まれ変わりの科学」に対する知識が深まるほど、生きること、死ぬことの意味が把握できる。あの世とこの世の関係、死後の生命など、生死の世界に関わる研究成果、実例を紹介し、「生まれ変わりの科学」の研究の効用を記す。

 

 今日はもう一つ、新刊の小説も紹介します。考え方の見直しができるかもしれませんよ。

 

「仕事のためには生きてない」
安藤 祐介∥著 KADOKAWA2023/12

 社長案件のための新設部署に異動となった勇吉。これまでは趣味のバンド活動が最優先だったが、不毛かつ膨大な仕事に振り回される毎日に。そんな中、バンド仲間が余命宣告を受けたのを機に、自分はどう生きたいかを考え始め…。

 

 新年度が近づく今、ちょっと立ち止まって考えたいと思っている方へは、いいヒントになるかもしれません。

 

 このシリーズ、エピローグとしてもう一回予定しています。

「100年フード」とともに

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 先週、本町にとってまた一つ嬉しいお知らせがありました。

 文化庁が認定する「100年フード」「西馬音内そば」が選出されたことです。

(文化庁ホームページより)

 我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。

 

 この機会に目に留めていただきたい資料があります。

 ご承知の方も多いでしょうが、町の観光物産協会で昨年2月に発行したものです。

 また同時期に、新潟県小千谷市より「へぎそば」の老舗を招いたイベントも開催されたことも記憶に新しい所です。

 

 「西馬音内そば」は、伝統の100年フード部門 ~江戸時代から続く郷土の料理~ 

ということで認定されました。

 地元の食文化を守るため、また観光資源としても、これからますます発展できるように、多くの方のご理解、ご支援をいただきたいものです。

 

 

 直接「100年フード」と関わるわけではないのですが、「食文化」という観点から書籍紹介をします。

 

 まず「そば」と言えば、こんな一冊があります。

 来町したことがある「名人」なので、そのそばを堪能した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「翁達磨 高橋邦弘そばの旅 」  
高橋 邦弘∥著 柴田書店2022/01

 東京、山梨、広島、大分…。さまざまな場所でそばを打ってきた著者の「そばの旅」の軌跡をたどりつつ、そのそば打ち人生を振り返る。全国そば行脚地図も掲載。

 

  次は県内出版社の発行した、興味深い一冊です。

「食文化あきた考」   あんばい こう∥著 無明舎出版2007/07

 朝日新聞秋田版に3年余にわたって連載された、人気連載がついに単行本に。これまでの通説を疑い、大胆な推論と丹念な取材で、新しい秋田像を「食」から切りひらくエッセイ集。

 

 

 子どもたちにも親しみ、考えてもらいたいということで、こうしシリーズもあります。

「守ろう!ふるさとの味」 江原 絢子∥監修   学研教育出版2015/02

 ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食;日本人の伝統的な食文化」。自然を尊重する心や健康的な食事が大きな特徴として世界に認められる和食について学びましょう。3は、各地域の郷土料理の工夫について解説します。

 

 おおいに食べ、おおいに読んで、心身の栄養たっぷりの年度末にしたいものです。

「生きる」読書②暮らし方

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 今週から開始したシリーズです。

 年度末企画「生きる」読書~「生きる」を存分に考える

 ◆ 生命を維持する

 ◆ある精神的態度をもって人生に対処する

 ◆活動の舞台を大事にし、価値を高めていく

 

 この二つ目「暮らし方」を取り上げて紹介してみます。

 もちろん、他の要素と関わることになりますが、まずは次の書籍をピックアップしてみました。

 

「わたしの暮らしのヒント集〔正〕」
   衣食住の工夫とアイデア満載   暮しの手帖編集部∥著  
暮しの手帖社2011/12

 ふだんの料理、一日の過ごし方、もの選び…。30代の新しい発想から80代の豊かな知恵まで、衣食住の工夫とアイデアとともに、今日からできるユニークで新しい6世代の暮らし方を紹介します。

 これはシリーズ化されていて、11年から18年まで計4冊揃えてあります。

 

 

 おもしろい書名で惹きつけられました。

「さらに、やめてみた。」
   自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方
わたなべ ぽん∥著   幻冬舎2020/05

 サンダル、クレジットカード、サークル活動…。思い切ってやめてみたら暮らしはどう変わるのか、実践してみた日々を描いたコミックエッセイ。夫婦に関する“やめてみた”も紹介する。

 

 

 年配の方、これから齢を増していく多くの方へ…つぎの一冊を…

 

「人生後半、上手にくだる」一田 憲子∥著  
小学館クリエイティブ2022/10

 気がつけば人生後半、楽しく下ることだってきっとできる! 自分の育み方、老いと向き合う暮らし方、人とのかかわり方や心地よい体づくり・装い方など、人生後半戦の「幸せのなり方」を綴る。

 

 

 共通しているのは「日常」のとらえ方だと思います。

 もちろん、個人によって考え方、行動の仕方は違うのでしょうが、自分にフィットするポイントは必ずあるのでは…。

 

「生きる」読書①健康

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 昨日予告したシリーズを4回にわたって、アップする予定です。

 年度末企画「生きる」読書~「生きる」を存分に考える

を次の三つの観点と考えました。

 ◆ 生命を維持する

 ◆ある精神的態度をもって人生に対処する

 ◆活動の舞台を大事にし、価値を高めていく

さらにキーワード化して、「健康」「暮らし方」「生きがい」としました。

 

 今日は「健康」を取り上げてみます。

 

 世の中には、いわゆる「健康本」はたくさんあるわけですが…

 まずはこの一冊から…。

 副題は「人生100年、「病気知らず」で生きるには?」とありました。

森 勇磨∥著  世界文化ブックス2023/03

 毎日たくさんの酒を飲み、肥満の状態が続くとどうなる? 現役の医師が、「病気のなれの果て」に人はどのような状態になるのかを12のストーリーで紹介し、病気になるしくみ、大病を避ける方法をわかりやすく解説する。

 

 次は、こちらの本。ちょっと上とは毛色が違います。

三浦 雄一郎∥著 白沢 卓二∥解説  マガジンハウス2008/10

 究極の“なまけものダイエット”。身長164cm、体重86kgの面倒くさがり屋。エベレスト登頂は肥満と糖尿病との闘いだった。高血圧、高血糖高脂血症不整脈のすべてを克服した、高齢化社会を元気に生きぬく知恵の集約。

 

 いわゆる「健康術」ではない、こちらの本も貴重な考え方だと思います。

 「健康にいい」情報にはランクがあった!と添えられている一冊です。

 

松村 むつみ∥著   青春出版社2021/02

 ワクチンは効果があるvsあまり効果がない、糖質制限は健康にいいvs健康に悪い…。「エビデンスあり」なのに正反対の情報が出てくる理由を具体的に解説し、本当に役立つ健康情報の見極め方を伝授する。

 

 健康を考えるうえで、自分にはどの本が合うのか、どうぞ見極めて手にとってほしいです。

年度末企画「生きる」読書

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 3月も三週目に入り、徐々に慌ただしさを増すようです。

 この年度末、忙しいでしょうが、ぜひ何か心に残る一冊を…と考え、次のような企画を連載(やや不定期)してみます。

 

  年度末企画「生きる」読書~「生きる」を存分に考える

 

 この観点で蔵書紹介を、このあと4回する予定です。

 「生きる」とは、意味の広い言葉ですが、下記のような三つに分けられます。(もちろん、〇〇を生かして…といった他の意味もあります)

 

 ◆ 生命を維持する

 ◆ある精神的態度をもって人生に対処する

 ◆活動の舞台を大事にし、価値を高めていく

 

 いずれも関わりのあることです。ここではごく単純に次の三つとキーワードを立ててみました。

 「健康」 「暮らし方」 「生きがい」

 

 それに従って、3~4冊ずつ、よりすぐりの図書を紹介してみたいと思います。

 

 今日はプロローグということで、3冊「生きる」について関連が深い本を紹介してみましょう。

 

「生きるとはなあ」羅漢さんの絵説法 改訂版  
  荒 了寛∥絵と文   里文出版2000/02

 ハワイのテレビ放送で反響を呼んだ「1分間法話」をもとに、この世を生きていくことの真髄を、羅漢の絵に託して語る。英文併記。98年刊の改訂版。

 

 

「私を整える 自然のちからで不調をなくす自律神経のセルフケア 
鈴木 七重∥著 エ   クスナレッジ2023/05

 自律神経を整えれば不調知らずの元気な私になる! 自律神経の基本、ハーブや精油を使った植物療法、体内時計の整え方、ボディワーク、脳の疲れを取るマインドフルネスなど、自律神経を整えるセルフケアを紹介。体験談も掲載。

 

 

「女も好きなことをして死ねばいい」曽野 綾子∥著  
 青萠堂2018/06

「好きなことをして死んだ」という人生は、最高に贅沢なものだ。多くの人は、社会や身内がそれとなく準備した生涯を生きる-。ただひとりの存在としての人間の生き方についての曽野綾子の言葉を、これまでの著作から紹介する。

 

 書名や紹介を読み、少しでも気になったら、ぜひ来館し、探してみてください。

びっくりしたな、もお~

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 三月も10日だというのに、結構な雪降りです。

 しかし、図書館では熱気にあふれている方々が集まっているようで、なんと朝7時半に並んだ人がいたという情報もありました。

 

 

 今年度最後のワークショップは「びっくり箱」ということで、こんなのモノの準備がされていました。

 

 順番に従って、作り上げていきます。

 

 びっくり箱ですから「使用上の注意」は、心臓の弱い方、お年寄りなどには気をつけてね、ということです。

 

 作業はどんどん進んでいます。 さあ、どんなものが出来上がるでしょうかね。

 

 家族や友達同士で遊んだら、楽しくなるでしょうね。

 笑顔で、びっくりしてもらえたら嬉しいですね。